肩コリの原因と解消法を徹底解説!筋肉や姿勢以外が原因のことも

ストレッチしても、マッサージしても治らない肩コリ。

実はそれ、筋肉以外が原因かもしれません。

今回は、なかなか治らない肩こりの原因を徹底解説していきます。

「長引く私の肩コリの原因は何なんだろう?」

「ストレッチをしても良くならないのは何で?」

「内臓が悪いんじゃないか心配」

こんな悩みを抱えている場合は、役立つ情報満載ですよ!

肩こりの原因になるもの5つ

肩コリの主な原因は、筋肉の緊張にあります。

ただ問題なのは、筋肉に緊張を起こす原因がとてもたくさんあることなんです。

これらの原因を大きく5つに分けて解説していきます。

運動不足

肩コリの原因として1番多いのは運動不足です。

仕事はデスクワーク、休日は家でのんびり過ごす。
このような生活スタイルが増えて、運動する時間はどんどん減っている傾向があります。

運動不足になると肩周りの筋肉が動く機会が減ってしまい、血行不良を起こすことで筋肉が凝り固まってしまうのです。

寒い日や朝方にコリが強く感じる場合は、運動不足や血行不良が原因の肩コリであることが多いです。

姿勢不良

パソコンやスマートフォンが普及し、椅子に座り続けるなどの同じ姿勢をとり続けることが増えてきています。

それによって同じ筋肉が動かずに緊張し続けると、力を抜いているつもりでも抜ききることができなくなってしまい、凝り固まってしまうのです。

また、パソコンの画面を見るうちに猫背になってしまうことがあります。

そうすると、本来背骨の上に乗って安定しているはずの頭を首や肩の筋肉が支えないといけなくなり、肩はさらに凝ってしまうのです。

冷え性・血行不良

「クーラーを当たり続けていたらなんだか体がこわばった」なんて経験ありませんか?

筋肉は血行不良を起こすと硬くなってしまいます。
そして冷え性は血行不良が原因で起っています。

現代は体が冷えやすい環境にあります。

  • 職場の効きすぎたクーラー
  • シャワーで済ませる入浴
  • 運動不足や筋肉不足
  • 薬やサプリメントの飲み過ぎ
  • 冷たい飲み物や生野菜など体を冷やす物の摂りすぎ

これらのことで知らず知らずに体を冷やし、血行不良を起こすことで筋肉の血流も悪くなってしまいます。

内臓疲労

現代人は忙しいので、ついつい早食いをしてしまったり、疲れやストレスを緩和するために食べ過ぎてしまうことがあります。

それらの生活習慣の積み重ねで内臓は疲労していき「なんだか疲れが抜けない」「体の調子が出ない」といったことが起きてしまいます。

あまり知られていませんが、こういった内臓の疲れが原因で肩周りがこる事があるのです。

食べすぎた日に背中が張る事や、心臓の不調で左肩がこるなんてこともあります。

運動やストレッチを始め、マッサージや整体を続けていても改善されない肩こりは、内臓の不調が原因のことがあるので注意してくださいね。

ストレス

精神的なストレスを受けると自分の体を守ろうとセンサーが働き、自然と体に力が入ってしまいます。

緊張が続いたり怒られた時に、体に力が入ってしまう経験があるのではないでしょうか。

その状態が続くと、筋肉が緊張しすぎた状態になり、凝り固まってしまうのです。

こんな肩コリは要注意!

なかなか治らない肩コリは、内臓などの疾患が原因となっていることもあります。

このタイプの肩コリは、肩のコリ以外にも症状が現れる特徴があります。

内臓などの疾患が原因となる肩こりと併発しやすい症状として、

  • 強い倦怠感が続く
  • 胸が重い、苦しい、動悸がある
  • 発熱が続く
  • 指の関節が腫れたり、節々の痛みがある
  • 食事をきちんととっているのに体重が落ちる
  • 頭痛が頻繁に起こり、吐き気、めまいをともなう
  • 手にしびれがある
  • 片側にのみ強い痛みやコリがある

などの症状があります。

肩コリがひどくなるのに合わせてこれらの症状が強くなる場合は、内臓などの疾患が原因で肩コリが起きている可能性があります。

また、上記の症状を持ちつつ、運動やストレッチを始めマッサージや整体を続けていても改善されない肩こりは、内臓の不調が原因のことがあるので注意が必要です。

肩こり解消のポイント

では、肩コリを解消するために一体何をすれば良いのでしょうか。

それぞれの原因別で解説していきます。

エクササイズ

肩コリが、朝はそこまで気にならないけど、仕事中になってくるとだんだん辛くなってくる。

そんな場合は、エクササイズが行うことで肩コリはかなり楽になるはずです。

1.姿勢不良の改善

仕事中についつい前のめりになってします場合は、姿勢を良くするエクササイズから始めるといいでしょう。

エクササイズについては、こちらで僕が実際に診ている患者さんにオススメしている物を厳選して紹介しています。
肩コリ解消エクササイズ13選!ストレッチだけだと後悔するかも
2.運動不足の解消

日頃からあまり運動をしていない場合には、まずは肩周りを中心に動かすことから始めましょう。

運動不足気味の場合は、エクササイズに加えてストレッチも行うとさらに効果的です。

オススメのストレッチはこちらの記事で解説しています。ぜひ読んでみてください。
肩コリ解消ストレッチ!治療家がオススメする方法8選!!

冷え性対策

「肩コリがお風呂に入るとかなり楽になる」

「夏場にクーラーがかかり始めると肩が重くなる」

「ランニングしたら肩コリが軽くなった」

これらのような場合は、冷え性や血行不良が原因で肩コリになっていることが考えられます。

この2つの原因を改善していく方法を解説していきます。

1.運動

冷え性と血行不調を良くするのであれば、何よりも大事なのが運動です。

ついつい厚着をしたりホッカイロを貼ったりしがちですが、それだけだとその環境に体は甘えていって、熱を生む力が弱っていってしまいます。

「夜に足が冷えるから靴下を履いて寝たら手放せなくなった」

「靴下が1枚では辛いから、今では2枚履いている」

「冬場はホッカイロを毎日貼ってないと辛い」

こんな話を聞いたことはないでしょうか?

こうなると、かえって冷え性がひどくなってしまうので気をつけてくださいね。

運動と言っても、息を切らせるほど頑張ってやる必要はありません。

少しだけ息が弾む程度。早歩き程度で十分です。

その負荷で15分も行えば、冷え性や血行不良を良くする目的なら十分なのです。

別に時間を取って、朝早起きして歩こう!と頑張ってもなかなか続かないですよね。

冷え性対策なら、そこまでしなくて大丈夫なんです。

出勤途中や、帰宅途中で一駅歩いたり、ちょっとした買い物を歩いて行くなど、生活の中で少しだけ早歩きするようにしてくださいね。

2.入浴

運動をしていても冷え性や肩コリが良くならない時には、厚着をする前に入浴をしっかりやって体を温めてみましょう。

湯船にしっかり浸かっていますか?

冬はともかく、夏はシャワーで済ませているなら、要注意ですよ。

現代は、夏でもクーラーがしっかりすぎるほどに効いています。

季節は夏でも、1日の中で1番長く過ごしている場所の気温は、春や秋と同じだったりします。

そんな気温を夏の格好をして、しかもほとんど動かず過ごしていたら身体は冷えますよね。

なので、毎日湯船に浸かるようにしましょう。

体の芯の芯から温めるオススメ入浴法

冷え症改善に半身浴が良いというのは良く言われるようになってきましたが、その効果を倍増させる一手間があります。

それは、半身浴の前後に白湯を飲むこと。

白湯によって体の内側から温めて、半身浴で体の外から温めることができます。

1週間続けることで平熱が1度上がった方もいましたよ。

オススメですので、冷え症で困っているなら是非お試しください!

ストレス対策

ストレス由来の肩コリを解消するために、ストレスを発散する方法を解説していきます。

1.適度な運動

ストレス対策というと、瞑想やアロマでのんびりするのも良いですが、1番万能なのは適度な運動です。

精神的な負担を精神的な方法でアプローチしても、解消するのはなかなか難しいです。

落ち込んでいるときに、頭で「落ち込んでちゃダメだ」「元気出して!」と励ましても効果は出づらいですよね。

それよりはカラオケで大声を出したり、体を動かしたほうがスッキリして気分も上がってきやすいです。

なので、精神的なストレスは体からのアプローチをまずはしていきましょう。

運動の程度は、少しだけ汗ばむぐらいで行ってください。

あくまで気持ちいい範囲で納めるのがポイントです。

散歩でも、サイクリングでも、水泳でも、息切れしない範囲であなたがスッキリと感じるものを行ってみてください。

どの運動もしっくりこないようであれば、まずは肩コリ用のエクササイズから始めることをオススメします。

行うときには、数を数えてリズムを意識して行うと自律神経が整いやすくなってストレス解消の効果が上がりますよ〜!

2.呼吸

運動の次にオススメなのが呼吸です。

ここでも体から精神にアプローチしていきましょう。

ストレスがかかっている時には、無意識に呼吸が浅くなってしまいがちです。

そうなると知らずに肩に力が入って、体が緊張してしまいます。

体が緊張することで精神的にも緊張しやすくなり、悪いスパイラルにハマってしまうので、1番最初である呼吸を深くするということがとても大事なのです。

緊張しているなと感じたら、早めのうちに呼吸をして身体の力みを抜くようにしましょう。

呼吸は、鼻から吸って口から吐くようにしてください。

口から息を吐く時には、イライラや不安といった緊張の元を吐き出すようなイメージで行うと効果的です!

緊張している現場ではもちろんですが、仕事が終わってひと段落している時でも、リセットするために積極的に呼吸をするようにしてくださいね。

内臓疲労

食べ過ぎたり飲みすぎた後や、夜遅くに食事をした翌日に身体がダルかったり肩がこる場合は、内臓の疲れを改善することで体調を良くすることができます。

比較的簡単なものを2つご紹介します!

1.食事と食事の間隔を空ける

夕飯を遅くに食べてすぐに寝てしまい、翌朝は胃が重い。なんて経験をしたことはありませんか?

夜寝ている間は体をメンテナンスする時間です。

そこで食べ物が胃の中にあると、それを消化吸収しないといけません。

そうなると、メンテナンスに使うべきだったエネルギーを消化吸収に使ってしまうのです。

それが続けば体はメンテナンス不足になり、体が重く疲れが抜けないというような状態になってしまうのです。

なので、消化していない時間を作るということがとても大事になってきます。

具体的には、毎日12時間水以外は口にしない時間を作りましょう。

…と、聞くと

「辛そうだなぁ。」
「私にはちょっと無理かも」
「そんな時間ないし」

なんて考えませんか?

この12時間食間を空けましょうというお話は患者さんによくするのですが、みなさん決まって「え…」というような反応をされます。笑

12時間と聞くとすごく長いように感じますが、夕飯を8時に食べたら朝の8時まで水だけにする。と考えると「意外とイケそうかも?」なんて思いませんか?

それでも帰宅するのが遅くて食間を空けられない場合は、朝ごはんを無くしましょう。

僕は朝ごはんを辞めてから5年は経っていますが、食べていた頃より体調は良いです。

8時間は寝ないとスッキリしなかったのが、今では6時間で十分。なんなら5時間でも支障がないぐらいになりました。

なので、なんだか疲れが抜けない。体の調子が出ないというような悩みを抱えているのであれば、是非食間を12時間空けてみてください。

できる人は18時間ぐらいまで食間を空けるとさらに調子が良くなるのでやってみてください。

気をつけて欲しいのは、お腹が空いているわけではないのに、日によって食べたり食べなかったりする日を作らないようにしてください。

体がどっちのリズムに合わせればいいのか分からず、混乱してしまうので。

それさえ気をつければ、内臓の疲労を回復するとてもオススメの方法です。お試しあれ!

2.よく噛んで味わう

基本的なことですが、食事をよく噛んで摂るようにしてください。

栄養を吸収しやすくなりますし、消化に割かれていたエネルギーを、体をメンテナンスする方に使えるようになるので、身体は元気を取り戻します。

また、食事は味わうことで精神的に元気になることができます。

もし栄養素の上では問題なくても、なんの味もしない食べ物だけを食べていたら、元気になんてなれませんよね。

体が元気でいられなければ、内臓が元気になることは難しいでしょう。

なので食事をよく味わいながら食べるようにしてください。

よく”30回噛むと良い”と聞きますが、そこはあまり気にしないでください。

30回数えていれば、よく噛んで食べられるでしょうが、味わうことが抜けていることが多いです。

それだと精神面での栄養が足りなくなってしまいます。

丁寧に味わって食べれば、自然と良く噛んで食べることに繋がります。

体のために、まずは良く味わって食べるところから始めてみてください。

どうしてもすぐ飲み込んでしまう場合は、1口2口食べ物を口に入れたら、箸を一度置いて口の中が空になるまで箸を持たないようにするのがオススメです!

是非お試しください。

いろいろ試してダメならプロに相談!

アド・ワン治療院の肩コリ治療

あなたの肩コリの原因は、ハッキリしていますか?

そして、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 姿勢に気を付けている。
  • こまめにストレッチやマッサージをしている。
  • 仕事中もなるべく肩を回すようにしている。

…だけど、肩コリが楽にならない。

肩コリに姿勢は確かに影響します。

ですが、骨盤や背中だけを気をつけたのでは、正しい姿勢を作ることは難しいのです。

しかも、姿勢が根本の原因ではない肩コリもあります。

これらの問題をしっかりと見極めて、適切なアプローチを行うことが、肩コリを改善する上でとても大切なのです。

あなたがもし、自分で対処していても肩コリが改善しない場合には、いちど施術を受けることをオススメします。

肩コリ解消ストレッチ!治療家がオススメする方法8選!!

肩こりのストレッチと言うと、こっているところを伸ばすイメージがありますよね。

ただ、その方法だとほとんどの場合、効果はすぐに無くなってしまいます。

「ストレッチした後は良かったけど、少ししたらまた重くなってきた」

なんてこと、ありませんか?

肩こりの原因は、悪い姿勢で肩を動かさずに力を入れ続けていることで、同じ場所に負担がかかり続けてしまうことにあります。

なので、こっている所と、コリを作りやすい姿勢の原因と、両方ともストレッチしないといけないのです。

今回は僕が患者さんにお伝えしている中で、効果の高かったものを厳選してお伝えしていきます!

効果が出やすい順番で並んでいますので、1番上から行ってみてください。

肩甲骨ストレッチ

肩甲骨落とし

肩コリの原因といえば、肩が上がって、肩甲骨が外に開いてしまうことが1番に挙げられます。

これを整えることで、こっている所をストレッチするよりも効果がグッと増しますよ〜!

肩甲骨落とし やり方

  1. 右肩を下にして、右手の甲をベットに着けて横向きに寝ます。両方の手のひらは合わせて、股関節と膝は90度に曲げるようにしてください。
  2. 左腕を天井に向けて脱力しながら上げましょう。できる限り脱力して腕の重さで肩甲骨を背骨に向けて近づけるのがポイントです。
  3. その姿勢のままで90秒キープします。腕の重さで肩甲骨が床に向けて下がっていくのを感じてください。
  4. 1の姿勢にゆっくり戻ります。その状態で30秒脱力しましょう。
  5. 反対側も同様に行ってください。

肩甲骨はがし

肩甲骨を正しい位置に戻した後は、肩甲骨を肋骨からはがして、ちゃんと動けるようにしましょう!

肩甲骨の動きが出てくることで、肩コリは確実に軽くなる上に、コリにくくなっていきますよ。

肩甲骨はがし やり方

  1. 「肩甲骨 落とし」の2を60秒行った後に、形はそのままで二の腕を軸にして、手を足の方と頭の方に交互に10回ゆっくり倒します。
  2. 形はそのままで、肘から先をゆっくりと大きく肩甲骨と肋骨が剥がれていくのを感じながら、内と外にそれぞれ10回ずつ回します。
  3. 30秒脱力します。終わったら反対側も同様に行ってください。

横腹伸ばし

上の肩甲骨はがしに、横腹のばしを加えるとさらに効果が増します。

物足りなかったり、効いている感じが弱い場合には試してみてください。

横腹のばし やり方

  1. 「肩甲骨 落とし」の2を60秒行った後、形はそのままで行ってください。
  2. 右肩を下にして寝ている場合には、左足を上にして足を組みます。(右足の下に左足を入れて、左足のふくらはぎを右足の膝で押さえる。)
  3. その姿勢のままで、肩甲骨はがしの1から行ってください。

肩甲骨まわし

肩甲骨の位置を整えて、はがすことで動きやすくしたら、次はいよいよストレッチです。

しっかり肩甲骨を動かして、肩コリを撃退しましょう!

肩甲骨まわし やり方

  1. 太ももと壁が平行になるように正座してください。(正座の方が効果を出しやすいですが、ツライ場合は立って行っても大丈夫です。)
  2. 壁に近い側の手で、指先だけで壁に触れてください。
  3. 肘を前から後ろに回します。壁に指をついたまま、なるべく上半身は動かさずに肩甲骨だけを動かすようにすると効果的です。
  4. 逆回転も行います。肩甲骨は上がりながら外に開いている事が多いので、回す時は肩甲骨を下げる事と内側に寄せる事を意識してください。
  5. 前から後ろと、後ろから前にそれぞれ10回ずつ、肩甲骨を意識しながら回しましてください。

肩甲骨ストレッチが上手くできない場合はコレ!

肩甲骨のストレッチは、あまりにも硬いと上手くできない事があります。

そんな時は、まずはこの2つのストレッチで肩甲骨周りの筋肉を緩めてから再チャレンジしてみてください!

肩甲骨のストレッチも、できる範囲でやり続けると段々柔らかくなっていきますので、諦めずに続けると肩コリは無くなっていきますよ。

胸のばし

肩を前に引っ張っている原因の筋肉を緩めていきましょう。
これだけでも意外と肩コリが軽くなりますよ!

胸のばし やり方

  1. 壁と向かい合うように立ちましょう。
  2. なるべく体から右上の方向に遠い場所で、壁に右手を着いてください。
  3. 右手はそのままで、身体を左にひねっていきます。
  4. 身体が力まないところで止まって、20秒キープしてください。この時に呼吸し続けるように意識してくださいね。
  5. 反対側も同じように行ってください。3回ずつ交互に行うと効果的です!

脇伸ばし

肩を前に引っ張る筋肉は、実は胸の前だけでなく、わき腹にもあります。
ここも合わせてストレッチすることで、さらに肩甲骨が動きやすくなって、肩コリ解消に役立ちますよ。

脇のばし やり方

  1. 壁に対して、右耳を向けて並行に立ちましょう。
  2. そのまま右手を外に90度広げて、壁に手を着いてください。
  3. 肘を背中の上に滑らせながら肘を曲げていって、肘を背骨に近づけていきましょう。
  4. この時に、肘を背中から離したり、身体が壁と並行でなくなったりしないように気をつけてくださいね。
  5. わき腹が伸びるのを感じながら、20秒キープしてください。反対側も同じように行ってくださいね。3回ずつ交互に行うと効果的です!

コリが残る場合はコレ!

肩甲骨をちゃんと動かしているけど、首や肩にコリが残る場合には筋肉の繊維ではなく、筋肉の表面にある膜の動きが悪くなっている事があります。

その膜をストレッチしたり、動きを良くする方法をご紹介します。

肩のばし

こっていると感じる場所、どこにでも使える方法です。

これまでお伝えした肩甲骨ストレッチをやってみてもダメであれば、試してみてください。

今回は肩の天井側がこっている場合を例にして解説します。

肩のばし やり方

  1. 右肩の筋肉を左手のひら全体で軽く押さえます。手で皮膚を動かないように押さえて止めるイメージです。
  2. 左手でヒフを右に動かしながら、ゆっくり首を左に傾けていきます。
  3. 脱力と、呼吸し続ける事を意識して、表面が伸びてる感覚が落ち着くまでキープしてください。だいたい30秒ほどで落ち着きます。
  4. この時右肩の力を抜くか、右手を床に近づけるようにすると効果が増すので、物足りなかったら試してみてください。
  5. 反対側も同じように行ってください。左右交互に3回ずつ行うと効果的です!

あご引き

首と頭のつなぎ目のコリに特に効くエクササイズです。

効かせるには少しコツが必要なので、やり方をよく読んでやってみてください。

あご引き やり方

  1. 頭のなるべく上、おでこの反対側で手を組んでください。
  2. 背伸びをするように胸を張っていきます。この時自然と頭は後ろに下がろうとするので、手でしっかりと受け止めてくださいね。
  3. 胸を張ったまま、頭を後ろに引きながら、あごを引きます。下を向くのではなく、あごを引く姿勢にするのがポイントです!
  4. 首と頭のつなぎ目だけが伸びる感覚を感じてください。下を向いてしまっていると、首の背中に近い部分が伸びる感覚がします。
  5. 呼吸を止めないように気を付けながら、その形で10秒キープします。これを3回行ってください。

首前のばし

首コリに悩んでいる場合には、そもそも首が前に出てしまっていて、そのせいで首への負担が増えている事があります。

特にデスクワークの場合は要注意ですよ。ぜひ首猫背を解消して、首コリを改善しましょう!

首前のばし やり方

  1. 両方の手のひらを胸骨(胸の真ん中にある骨)の上で重ねて軽く押さえます。
  2. 胸を前に出すように張りつつ背伸びをします。
  3. 斜め後ろの天井に向かって伸びをしながら、弓なりに体を反らせます。
  4. あごを上げたり首を反らせるよりも、胸を開いて首の前面を伸ばすイメージで行ってください。
  5. 一回20秒で3回ほど行ってください。顎を上げると首を痛めることがあるので要注意!

すぐ戻ってしまうなら、エクササイズも!

肩コリのストレッチをやってもすぐに戻ってしまう。

そんな時は、姿勢を整えることで身体は変わるかもしれません。

もしも、あなたが

「姿勢を整えるのって疲れる。」
「頑張ってみたことはあるけど、続かなかった。」
「姿勢を気をつけたら、肩コリがひどくなった。」

これらのような悩みを抱えているなら、絶対にエクササイズを行ってください!

正しい姿勢を作るのは辛いことではありません。

本来は正しい姿勢こそが、1番楽な姿勢なのです。

外から見ていると綺麗だけど、やっている本人が苦しいのは”正しい姿勢に見せかけた、苦しいけど綺麗な姿勢”なのです。

肩コリに効かせるエクササイズも解説しているので、ストレッチが効かない肩コリで悩んでいるなら、ぜひ読んでみてください。

肩こり解消エクササイズ13選!ストレッチだと後悔するかも

アド・ワン治療院の肩コリ治療

あなたの肩コリの原因は、ハッキリしていますか?

そして、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 姿勢に気を付けている。
  • こまめにストレッチやマッサージをしている。
  • 仕事中もなるべく肩を回すようにしている。

…だけど、肩コリが楽にならない。

肩コリに姿勢は確かに影響します。

ですが、骨盤や背中だけを気をつけたのでは、正しい姿勢を作ることは難しいのです。

しかも、姿勢が根本の原因ではない肩コリもあります。

これらの問題をしっかりと見極めて、適切なアプローチを行うことが、肩コリを改善する上でとても大切なのです。

あなたがもし、自分で対処していても肩コリが改善しない場合には、いちど施術を受けることをオススメします。

肩コリ解消エクササイズ13選!ストレッチだと後悔するかも

仕事中や家事の間に、重くのしかかる肩コリ。

気になるし、ひどくなると頭痛まで出てきてしまって辛いですよね。

今回の記事では、肩コリを撃退するエクササイズをとことん解説してきますよ!

あなたもぜひ、肩コリのないストレスフリーな生活を手に入れてくださいね〜!

肩コリ解消には、ストレッチの前にエクササイズを!

肩コリ解消の方法と言えば、まず何を思い浮かべますか?

「ストレッチ」
「マッサージ」
「ツボ押し」

もしも、これらを1番最初に思い浮かべた場合、要注意ですよ!

肩コリを楽にしようとストレッチをしても、効果はその場限りですぐに戻ってしまいます。

肩コリは筋肉に負担がかかっているから起こるわけですが、その原因は姿勢にあります。

そして、コリは姿勢がそれ以上悪くならないための、筋肉の苦肉の索なのです。

筋肉が弱ってきて引っ張る力を出せない。

でも筋肉が引っ張らないと姿勢が悪くなってします。

こんな時に筋肉は、固まることでそれ以上伸びないようにして姿勢をキープしようとします。

筋力ではなく、まるでロープのような使い方をして姿勢をキープするのです。

なので筋肉からしたら、姿勢が整ってないのにマッサージされても緩むわけにはいかないのです。

緩んでしまったら姿勢はさらに悪くなって、後々さらに辛い状態になってしまいますから。 苦笑

肩コリを治そうと思ったら、まずはエクササイズによって姿勢などの骨格を整えてください。

筋肉が緩んでも大丈夫な環境を作ってから行うストレッチは、驚くほどの効果を出しますよ〜!

早速、姿勢改善のエクササイズを解説していきましょう!

巻き肩解消エクササイズ

巻き肩とは、両肩が前に出てしまっている状態のことです。肩を前に向かってすくめるような動きですね。

その巻き肩こそが、肩コリの原因の第1位でしょう。

「え、猫背じゃないの?」

と思われるかもしれませんね。

ですが、猫背は巻き方がひどくなってから起こる事がほとんどです。

猫背といえばデスクワークですが、デスクワークをする時には必ず腕を前に出して、肩が巻きますよね。

そして肩がどんどん前に出てくることで、自然と背中は丸まっていって猫背になってしまうのです。

つまり、肩コリは猫背が原因だけど、猫背には巻き肩がとても強い関係があるということです。

なので肩コリ解消を目指すのであれば、猫背対策の前にまずは巻き肩対策をしていくと効果が上がりますよ〜。

手首回し

巻き肩を解消する上で1番大事なのが、手首です。

なぜなら巻き肩は、ほぼ必ず手首が内側に巻いてしまう所から始まるからです。

デスクワークの際には掌が下に向きますよね?

手首のニュートラルな位置は、気をつけをしているときの角度です。

ということは、掌を下に向けている時には、手首が内側に90度回っていることになります。

さらに、日常の中では掌を下に向ける動きばかりで、上に向ける動きというのはほとんどありません。

なので手首は内側に回るクセが着いてしまいます。

手首がどんどん内側に巻いていくことで、肩もつられて巻き肩になってしまうのです。

巻き肩を解消するために、まずは手首の内巻きを治すところから始めていきましょう!

手首回し やり方

  1. 左の掌を上に向けます。
  2. 左手の手首のあたりで、親指側の骨と小指側の手首の骨を近づけるように、右手で左手の手首を握ります。
  3. 手首を握ったまま、自分から見て反時計回りに10回まわします。
  4. 手首の少し肘側に近いところでも同じように握りながら10回まわします。
  5. 反対側の手も同じように行ってください。

前ならえの形をとって、内側と外側にひねれる範囲が同じになれば、手首の内巻きのクセは治っています!

10回を1セットにして、一度にやるのは一セットまでにしておいたほうが良いですが、1日の中でなら何セットやっても構いません。

内と外に同じくらいひねれるようになるまで続けて見てください。

巻き肩が治って、肩コリになりづらい身体になっていきますよ〜!

肩甲骨よせ

左右の肩甲骨が外側に離れていってしまうと、巻き肩になりやすくなってしまいます。

肩甲骨を寄せるエクササイズを行うことで巻き肩を治していきましょう!

肩甲骨よせ やり方

  1. 掌を体に向けるようにしながら、手を体の後ろで組みます。
  2. 手を組んだまま掌を地面に向けます。
  3. 組んだ手はそのままで、なるべく天井方向に上げていき20秒キープします。
  4. もっと行けそうな場合は、親指を天井に向けながら手の甲を自分に向けるようにして行いましょう。
  5. 肩甲骨を近づけることを意識しながら行ってください。肩甲骨を寄せながら首で上を向くようにすると効果が上がりますよ。

猫背解消エクササイズ

巻き肩が落ち着いたら、いよいよ猫背を解消していきましょう!

早速やり方を解説して来ますね。

猫のポーズ

ヨガで有名なポースです。
首から背中のコリを取りつつ、猫背を改善してくれる効果がありますよ。

四つん這いになるエクササイズなので職場ではやりづらいと思います。

なので、朝起きた時や夜寝る前など、ベットや布団の上で行うように習慣つけるのがオススメです。

猫のポーズ やり方

  1. まずは四つ這いになります。
  2. 腕をまっすぐ伸ばして、ゆっくりと胸を床方向に落としていきましょう。
  3. 猫の伸びをイメージして、お尻を斜め後ろ方向に突き出します。(腰が痛まない範囲で行ってください)
  4. 背骨が反るのと肩甲骨が寄るのを感じながら、呼吸を止めないで20〜30秒キープします。
  5. ゆっくりと四つん這いに戻ります。これを2〜4回行ってください。

朝起きて1分、寝る前に1分やるように習慣つけると肩コリはかなり改善されますよ!

背中反らし(バランスボールや背もたれ)

猫のポーズは主に背中の上半分に効くエクササイズでしたが、背中反らしは下半分にも効かせることのできるエクササイズです。

猫のポーズよりも仕事中にやりやすいと思いますので、チャンスがあればぜひやってみてください。

背中反らし やり方

  1. 背もたれ付きのイスに腰掛けます。(背もたれにタオルをかけておくと背中が痛みづらいです。)
  2. 両手をバンザイか頭の後ろで組んで、上半身を後ろに倒していきます。
  3. 楽にできるようであれば、椅子の脚や座面を両手で引っ張ってさらに背中を反らせると効果的です。
  4. むしろ腰が反って辛ければ、両足を床から浮かせてください。(足を浮かせるのが辛ければ片足でも大丈夫です。)
  5. 呼吸は止めずに20秒キープします。これを2〜3回行ってください。

イスで行うのが恐ければ、床で行うパターンもありますので、そちらをお試しください。

背中反らし イス Ver

  1. 膝を立てて、床に仰向けに寝ます。
  2. 背中の下にタオルや枕などで高さを作ります。
  3. 背中の下に入れたところを支点に、背中をそらしましょう。
  4. 手はバンザイか頭の後ろで組むようにしてください。
  5. 呼吸を止めずに30秒〜1分キープします。これを2〜3回行ってください。

首猫背解消エクササイズ

「背中は曲がらないように気をつけてるよ!」

という場合も、手元を見るときに背中を伸ばすように意識しすぎて、代わりに首を下に曲げて手元を見ていることがあるので気をつけてください。

こうなってくると背中は伸びているのですが、首がかわりに曲がってしまい、いわゆる首猫背になってしまいます。

首猫背は首の後ろにかかる負担が増えて、首や肩のコリによる頭痛、頭の重さなどの原因になるので要注意ですよ。

首後ろ倒し

ストレートネックにも効くエクササイズです。

ストレートネックというのは、本来描いているはずの首の骨のカーブが無くなってしまい、まっすぐに並んでいる状態のことを言います。

首猫背の場合はストレートネックになっていることがほとんどですので、合わせて改善してしまいましょう!

首後ろ倒し やり方

  1. バスタオルを細長くなるように4つ折りにします。
  2. 首の後ろにタオルをかけて、手で前に20秒ひっぱります。首とあごの力を抜くように意識するのと、呼吸を止めないようにすると効果UP!
  3. タオルをかける場所は、首の下の方、真ん中、頭に近いところ、と3か所ずつやりましょう。
  4. 首の後ろにタオルをかけて、首とあごの力を抜いたまま、好きな方向に首を回すのもオススメです!

首前のばし

首猫背になる原因には、首の前側を通っている筋肉が硬いことも挙げられます。

前側が硬いことで首を前に引っ張ってしまい、首猫背になってしまうのです。

コリを感じている場所よりも、この場所を伸ばすことで肩や首のコリの原因を改善し、結果的により深い部分からコリを改善させることができるのです。

首前のばし やり方

  1. 両方の手のひらを胸骨(胸の真ん中にある骨)の上で重ねて軽く押さえます。
  2. 胸を前に出すように張りつつ背伸びをします。
  3. 斜め後ろの天井に向かって伸びをしながら、弓なりに体を反らせます。
  4. あごを上げたり首を反らせるよりも、胸を開いて首の前面を伸ばすイメージで行ってください。
  5. 一回20秒で3回ほど行ってください。顎を上げると首を痛めることがあるので要注意!

ヨガで良くあるコブラのポーズよりも腰や首にかかる負担が少なくて、安全なのでオススメです!

あご押し

首猫背解消の効果はありませんが、首猫背に悩んでいる場合ぜひ合わせてやっておいた方が良いエクササイズです。

首猫背でいると、背骨と首の骨のちょうど境目(下を向くと骨の出っ張りが1番強く分かるところ)が曲がってしまいますよね。

そうすると、首で下を向いたまま顎を上げて前を向こうとして、首の骨と頭の骨の境目はむしろ反っていることが多いのです。

結果的に、全体としては猫背なんだけど、アゴだけ上がっているような姿勢になってしまいます。

なので首猫背を治すのであれば、アゴが上がる姿勢も合わせて治していきましょう!

あご押し やり方

  1. 両手の指でアゴを後頭部に向けて押し上げて20秒ほどキープします。
  2. 天井方向に押すとアゴが上がってしまうので、アゴを引くようなイメージで後頭部に向けて押してください。
  3. 頭と首の付け根が伸びるような感じがあればOKです。2〜3回繰り返しましょう。

肩コリ解消エクササイズ

巻き肩、猫背、首猫背のエクササイズを続けていけば、あなたの体は肩コリを起こさない状態になっていきます。

でも、体質を変えるだけじゃなくて、とりあえず今の肩コリをどうにかしたいですよね。

そこで、「今まさに辛い!」というときに使えるエクササイズをお伝えします!

肩すくめ

肩コリの主な原因は、同じ場所の筋肉に長い時間負担をかけることにあります。

なので、軽い肩コリであれば身体を動かしたら治ったなんてこともあります。

興味本位でマラソンに出たら肩コリが治った。なんてこともあるんですよ。笑

そこで、肩コリの原因の筋肉を効果的に動かすエクササイズをお伝えします!

肩すくめ やり方

  1. 背筋を伸ばして気をつけの姿勢をとる。
  2. 猫背やアゴが上がらないように気をつけながら、両肩を天井に向かって5秒かけて上げる。
  3. ゆっくり5秒かけて上げた肩を下ろしましょう。これを15回行ってください。

エクササイズの効果をしっかり出して肩コリを解消するために、

  • 肘、手首、指に力が入らないようにすること
  • 良い姿勢をキープすること
  • 呼吸し続けながら行うこと

これら3つを意識して行うようにしてくださいね。

肩ゆらし

筋肉は力を抜きながら動かすと緩みやすいという性質があります。

これを活用して肩コリを緩めましょう!

肩ゆらし やり方

  1. 仰向けに寝て、右肩を外に90度広げて、手を頭に近づける方向に肘を90度曲げてください。
  2. 脱力しても肘から先が床に着かないように、右の肩甲骨の下にタオルを入れて高さを作ってください。
  3. 肘を軸に、右手の甲を床に近づけたり離したりするように、脱力しながら20秒揺らします。これを左側も行ってください。

形はハニワの土偶のようなポーズですね。笑

脱力しながら揺らすというのが慣れないうちは難しいかもしれません。

手の甲を床から離す方には力を入れず、床に近づける方向に少しだけ勢いをつけるようにして、反発で戻ってくる力を使って揺らすとやりやすいと思います。

わき上げ

首や肩の横側が辛いときにオススメです!

力を入れすぎないようにするのが、しっかり効かせるポイントですよ。

わき上げ やり方

  1. 肩が少しすくむようにして、なるべく腕の付け根に当たるように、わきを椅子の背もたれの上に置きます。
  2. 50%の力で、わきで背もたれを床向かって10秒押し付ける。
  3. 回の間で5秒休むようにして、合計3回行ってください。

続けてやると腕がしびれる事があるので、1回ずつ休みを入れるか、左右交互に1回ずつ行うようにしてくださいね。

それでも違和感がある場合、背もたれにタオルを乗せて刺激を軽くしてみてください。

あご引き

首と頭の間に感じるコリに特に効きます。

この場所が、痛む、重い、詰まる感じがするなどの違和感があるときにオススメですよ。

他のエクササイズと比べて、効かせるにはコツが必要なので、やり方をよく読んでやってみてくださいね。

あご引き やり方

  1. 頭のなるべく上、おでこの反対側で手を組んでください。
  2. 背伸びをするように胸を張っていきます。この時自然と頭は後ろに下がろうとするので、手でしっかりと受け止めてくださいね。
  3. 胸を張ったまま、頭を後ろに引きながら、あごを引きます。下を向くのではなく、あごを引く姿勢にするのがポイントです!
  4. 首と頭のつなぎ目だけが伸びる感覚を感じてください。下を向いてしまっていると、首の背中に近い部分が伸びる感覚がします。
  5. 呼吸を止めないように気を付けながら、その形で10秒キープします。これを3回行ってください。

エクササイズが終わったらストレッチを!

姿勢改善エクササイズをやった上でまだ辛ければ、肩コリ解消のエクササイズやストレッチをやっていきましょう!

習慣的に姿勢改善のエクササイズを行うと、肩コリが無くなる上に、綺麗な姿勢まで手に入れることができます!

あなたもぜひ、肩コリのない、綺麗な姿勢がラクに作れる生活を手に入れてくださいね。

また、肩コリのない快適な生活を送るためには、あなたの肩コリの原因に合った対策を行なっていくことはもちろん、治療院が行う施術を上手く利用する事も効果的です。

アド・ワン治療院の肩コリ治療

あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 姿勢に気を付けている。
  • こまめにストレッチやマッサージをしている。
  • 仕事中もなるべく肩を回すようにしている。

…だけど、肩コリが楽にならない。

肩コリに姿勢は確かに影響します。

ですが、骨盤や背中だけを気をつけたのでは、正しい姿勢を作ることは難しいのです。

しかも、姿勢が根本の原因ではない肩コリもあります。

これらの問題をしっかりと見極めて、適切なアプローチを行うことが、肩コリを改善する上でとても大切なのです。

あなたがもし、自分で対処していても肩コリが改善しない場合には、いちど施術を受けることをオススメします。

頭痛の治し方を徹底解説!自分で治す方法教えます

「頭が痛くて薬を飲んだけど、まるで効かない。」

「今起きている痛みの治し方が知りたい」

「薬を飲み続ける生活をどうにかしたい」

あなたがもし、こんな悩みを抱えているのであれば、この記事は必見です!

病院では薬を出しても、頭痛体質の治し方を深いところまで教えてくれることはほとんどありません。

そこで今回は、自分で出来る頭痛の治し方を解説していきます!

頭痛のタイプによって治し方は変わってくる!

まずは自分の頭痛のタイプを見極めましょう。

頭痛のタイプを見極める方法はこちらの記事で解説しています。

自分の頭痛のタイプがハッキリと分からない場合には、まずはこちらの記事を読んでみてくださいね。

頭痛の原因って?怖い頭痛と怖くない頭痛の見分け方

緊張型頭痛の治し方

緊張型頭痛は首の後ろの筋肉が硬くなっていることが原因です。

頭痛持ちの頭痛の中では、1番自分で治しやすい頭痛がこのタイプです。

ポイントをレクチャーしていきますので、ぜひ習得してあなたの頭痛を克服してしまいましょう!

温めよう

首の後ろの筋肉は、温める事で血行を良くして緩めることができます。
頭の骨と首の骨の間を温めるのがポイントです!

天柱や風池というツボのあたりをシャワーやホッカイロなどで温めると楽になりますよ。

首周りの筋肉を緩めよう

デスクワークなどで長い時間下を向いていると、首の筋肉が硬くなってしまい頭痛の原因になることがあります。

この硬くなった筋肉を緩める事で、緊張型頭痛は楽にする事ができるのです。

効果的な方法を3つお伝えしますね。

頭痛ストレッチ

  1. 頭の後ろで手を組みましょう。目の後ろぐらいの高さで組むと効果的です。
  2. 手の力で頭を、お腹を見るように引っ張りましょう。
  3. その状態で1分ストレッチしましょう。首の力を抜くように意識するのと、呼吸を止めないようにすると効果UP!

ストレートネック体操

  1. バスタオルを細長くなるように4つ折りにします。
  2. 首の後ろにタオルをかけて、手で前に20秒ひっぱります。首とあごの力を抜くように意識するのと、呼吸を止めないようにすると効果UP!
  3. タオルをかける場所は、首の下の方、真ん中、頭に近いところ、と3か所ずつやりましょう。
  4. 首の後ろにタオルをかけて、首とあごの力を抜いたまま、好きな方向に首を回すのもオススメです!

頭痛に効く操体法

肩が凝ると肩をグーッと上げてストンと落とすと楽になりますよね。

それの首バージョンをお伝えします。

  1. 無理のない範囲で、左か右のどちらか振り向きやすい方向を向きます。
  2. 向いた方向と同じ側の、耳の上に左手を当てます。(左を向いたら左の頭に触ってください)
  3. 口から息を細く吐きながら、全力の半分の力で、手と頭で押し合います。
  4. 苦しくない範囲で息を吐ききったら、頭を押していた手をフッと勢いよく離します。
  5. その姿勢のままで、鼻から息を吸って口から細く息を吐きながら、首の筋肉が緩むのを感じましょう。

次は傾けるパターンを行いましょう。

  1. 今度は無理のない範囲で、左か右のどちらか行きやすい方向に頭を傾けます。
  2. 傾けた方向と同じ側の、耳の上に左手を当てます。(左に傾けたら左の頭に触ってください)
  3. 後は上で紹介したものの3以降と同じです。

この2つの操体法を、左右の振り向きやすさと傾けやすさが同じになるまで、何回かやってみると効果的ですよ。

動きやすさが同じになったら、少しづつ頭痛が落ち着いてきますので、そのまましばらく首に負担をかけないでいて下さいね。

気分転換をしよう

精神的に緊張している時間が長いと、首や肩にも力が入りやすくなります。
そうすると緊張性の頭痛が出やすくなってしまうのです。

なので定期的な気分転換をすると頭痛の軽減や予防に効果的ですよ。

精神的な緊張を抜くには深呼吸が有名ですね。

実はそれ以外にも、親指や人差し指を反対側の手で包むように握ると緊張が抜けやすいと言われています。ぜひお試しください。

効果的なツボ(掲載時には画像が合ったほうが良さそう)

緊張型頭痛に効果的なツボを紹介します。
痛いほど押さずに、気持ちいいぐらいの刺激で押すと効果的です!

天柱(てんちゅう)

頭と首のちょうど境目で首の骨のすぐ隣にあるツボです。
右の天柱を押すときには、左の目に向けて押すと効果的ですよ。

風池(ふうち)

天柱の1cmほど外側にあるツボです。天柱と同じように右を押すときには、左の目に向けて押すと効果的ですよ。

合谷(ごうこく)

親指の骨と人差し指の骨が繋がるところから少し指先よりで、人差し指の骨の側にあります。

押すとジーンとするのが特徴です。

緊張型頭痛の予防法

首に負担をかける姿勢に注意!

デスクワークやスマホなどで、手元を見続けている場合は要注意です!
その姿勢を続けると緊張型頭痛は起こりやすくなってしまいますよ。

猫背、下を向き続ける姿勢、パソコンの画面を覗き込むような姿勢は取り続けないように気をつけて下さいね。

ノートパソコンやスマホで頭痛が出てしまう場合は、上で紹介したストレートネック体操が効果的なのでぜひお試しください。

自分にあった枕を選ぼう

自分にあった枕かどうかで、寝ている間に首にかかる負担は驚くほど変わります。
緊張型頭痛のケースで寝起きが特に辛い場合は、枕が合っていないことが多いので、ぜひ一度枕を見直してみてください。

ただ、寝てみても今の枕が自分に合っているかどうか分からない事が多いようです。

そこで、自分に合った枕の見つけ方と、どうしても合う枕が見つからない時用のタオル枕の作り方をレクチャーします!

自分に合う枕のポイント

  1. 枕の高さは、頭の位置が立っている時と同じ高さになるように。
  2. 頭だけでなく首まで支えてくれる形を選ぶ
  3. 材質は通気性の良いものを。

特に首まで支えてくれる形を選ぶところがポイントです。
波形になってる枕だと首まで支えてくれるのでオススメですよ。

偏頭痛の治し方

偏頭痛は脳の血管で炎症が起きたり、拡張した血管が神経を圧迫する事が原因です。

緊張型頭痛と対処は真逆になるので、気をつけてくださいね。

痛む場所と首の横を冷やそう

偏頭痛の原因になる血管は、首の後ろよりもやや横を通ります。

翳風(えいふう)という耳の下にあるツボを冷やすのがオススメですよ。合わせて痛む場所も冷やすようにしてくださいね。

それにくわえて、頭を冷やしながら内くるぶしの辺りを温めるとさらに効果的です!ぜひ試してみてください。

静かな所で休もう

興奮したり、強い音や光などの刺激でも偏頭痛は増してしまう事があります。
偏頭痛が出てしまった時には、暗くて静かなところでゆっくり休むと早く良くなりますよ。

カフェインを少し摂るのも効果的

カフェインには血管を収縮する効果があります。

偏頭痛は血管が拡張し過ぎてしまう事が原因なので、コーヒーや緑茶などカフェインが含まれている物を摂ると偏頭痛を軽くする効果があると言われています。

緊張型頭痛だと逆効果のことがありますので気をつけてください。

痛みが心臓の拍動と同じタイミングで痛むことが偏頭痛の特徴ですので、このタイプの痛みが出ている時にはカフェインを試してみると痛みの軽減が期待できますよ。

ただし、カフェインは取りすぎるとかえって頭痛の元になリます。
コーヒーなら1杯程度が頭痛を抑える適量なので、飲みすぎないように注意してくださいね。

効果的なツボ

百会など頭のツボが効果的と説明している事が多いですが、これは半分間違いです。

頭のツボは首回りの筋肉を緩める効果があるため予防には効果的ですが、偏頭痛が起きている時に押すと痛みが増してしまう事があるので気をつけてください。

偏頭痛が起きている時には自律神経のバランスを整えるツボや、頭に登っている血液を下げるツボが効果的です。

太淵(たいえん)

 手首の手のひら側で親指側にあるツボです。よく脈を取る時に触る場所ですね。

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の骨が繋がるところにあるツボです。押すとジーンと響く場所を探してみてください。

これらのツボは頭に登っている血液を下げて、偏頭痛を抑える効果があります。押したり、つねったりして刺激してください。

太谿(たいけい)・腎経

アキレス腱の内側に腎経という気の流れる場所があるのですが、この腎経は偏頭痛に効果的です。

その中でも、内くるぶしと同じ高さでアキレス腱のくるぶし側にある太谿というツボは腎経を元気にする効果があります。

内くるぶしと同じ高さを中心に上下3cmほどの範囲で、アキレス腱をつまんで上下に伸ばすようにして刺激してください。

これら3つは頭のツボと違って、偏頭痛が起きているときにも使えるのでオススメです!

痛み止めを飲んでも良くならない時は

病院では偏頭痛薬として、広がった血管を縮める効果のある薬を貰うことができます。

市販の頭痛薬や、病院で出される鎮痛薬で症状が良くならない場合には、服用を考えてもいいでしょう。

偏頭痛薬は主に以下のようなものがあります。

  • スマトリプタン
  • ゾルミトリプタン
  • エレトリプタン
  • リザトリプタン
  • ナラトリプタン

しかし、セロトニンの働きを強くする薬と合わせて飲むと、セロトニン症候群を引き起こすことがあるので気をつけてください。

セロトニン症候群は、偏頭痛の薬と他の薬を飲み合わせることでセロトニンが働きすぎてしまうことが原因です。

セロトニン症候群は以下のような症状があります。

  • 興奮
  • 幻覚
  • 心拍数の増加(頻拍)
  • 発熱
  • 過剰な発汗
  • 震え
  • 筋肉のけいれん、こわばり
  • 体をバランスよく動かせない
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢

セロトニンの働きを強くする薬は以下のようなものがあります。

  • 抗うつ薬
  • 抗精神病薬
  • 片頭痛治療薬の一部(トリプタン製剤)
  • パーキンソン病治療薬の一部(MAO-B阻害薬)
  • 吐き気止めの一部(オンダンセトロン、グラニセトロンなど)
  • 咳止めの一部(デキストロメトルファン)
  • 抗菌薬の一部(リネゾリド)

偏頭痛薬はあくまで一時的な改善を目的としています。

根本的に治すために自律神経のバランスを整えることが何よりも大事ですので、再発を繰り返す場合には偏頭痛薬を飲み続けないように気をつけてくださいね。

偏頭痛の予防法

生活リズムを整えよう

偏頭痛を予防する時に1番大事なポイントは、自律神経のバランスを整えることにあります。

自律神経のバランスを崩す原因は様々なものがありますが、特に偏頭痛と関係の深いものが生活リズムでしょう。

生活リズムが乱れていることで、自律神経のバランスが崩れやすくなり、偏頭痛を起こしやすい状態が出来上がってしまいます。

自律神経のバランスを崩さないために、寝起きする時間や、食事の時間など、毎日の習慣を行う時間をなるべく揃えるようにしていきましょう。

週末の寝溜めや寝不足、疲労や空腹はダメ!

寝すぎた朝や、寝不足の翌日に偏頭痛が出たことはないですか?

寝溜めをしたり、寝不足、疲労や空腹だと偏頭痛は起こりやすくなってしまいます。

休日前後はついつい生活リズムが乱れたり、仕事が忙しいと食事を後回しにしてしまいがちですが、それによって偏頭痛が起きてしまうともったいないですよね。

なるべくリズムを整えて、極端に身体を疲れさせすぎないように気をつけてると偏頭痛は起こりにくくなりますよ。

乱れた自律神経のバランスを整える方法

上記で説明したように、自律神経のバランスを崩す習慣を改善することは、偏頭痛を改善する上で大事なポイントです。

それに加えて、崩れている自律神経のバランスを整える方法をレクチャーしていきます。

瞑想や半身浴、温冷浴なども自律神経を整える効果がありますが、そのために時間を取らなくてはいけないため続きづらいのが難点です。

そこで、今回は歩くだけで自律神経を整えられる方法をお伝えします。

この歩き方をすると、セロトニンの分泌が良くなると言われています。

偏頭痛薬はセロトニンが働きやすくする薬です。

薬でセロトニンが働きやすくするのではなく、自前でセロトニンを出す量を増やしてしまおう!という考えです。笑

セロトニンウォークのやり方

ポイントは「朝・光・リズム」です。

  1. セロトニンが1番活発になるのが、起床後30分と言われています。
  2. セロトニンは太陽光と同じくらいの強い光の下にいると作られます。
  3. リズムのある動きを行うとセロトニンの分泌は増えます。

この3つを意識してセロトニンをたくさん出そう!というのがセロトニンウォークです。

ですが、あくまでリズムが大事なのであって、ウォーキングじゃないといけない訳ではありません。

なので歩くのが合わなければ、ジョギングやサイクリング、なんならスクワットや階段の昇り降りでも大丈夫です。笑

あなたが好きな動きを「朝に、外で、リズムを意識して」行うことで、偏頭痛の予防効果があるのでぜひ試してみてください。

偏頭痛を起こしやすくなる食べ物を控えよう

片頭痛は、脳の血管が広がって、神経が刺激されることで起こります。

  • チョコレート
  • アルコール(特に赤ワイン)
  • チーズ
  • ナッツ類
  • グルタミン酸(うまみ調味料)を含む食品(中華料理など)
  • 保存肉製品(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
  • カフェインの多量摂取(コーヒー、コーラ、眠気覚ましなど)
  • ノンカロリー飲料に添加されるアスパルテーム(甘味料)

これらは血管を拡張する作用があり、頭痛を発症しやすくすると言われています。

これらの食べ物は無理のない範囲で控えるようにすると、偏頭痛の改善が期待できますよ。

ただ、辛い思いをしながら我慢しようとすると、そのストレスの方が悪影響を及ぼすこともあります。

人によって偏頭痛を起こしやすくする食べものは違うので、あなたにとって明らかに偏頭痛を起こすと分かったものは避けて、それ以外のものは取りすぎないように気をつける程度にしておきましょう。

むくみの改善

むくみやすい体質だと、偏頭痛は起きやすいと言われています。

偏頭痛は広がった脳の血管が神経を圧迫するのが原因であり、むくむということは体の水分が多く、そのぶん血管が膨らみやすくなってしまうからです。

なのでむくみやすい場合には、その改善を行うことで偏頭痛の改善が期待できるのです。

水分の取りすぎで、むくむと思っている方が多いですが、実はそうではありません。

塩分の取りすぎと言われていることも多いですが、これも本当の原因ではありません。

むくみの原因は、体が余分な塩分を排出できていない事です。

必要以上の塩分を出せる身体にするためには以下のようなことをするのがオススメです。

  • 水を意識的に飲む
  • 運動して汗をかく
  • 野菜をたくさん食べる(カリウムを摂る)

カリウムについては「〇〇にたくさん入ってるから意識的にとってください」という事がよく言われていますが、基本的にカリウムは大抵の野菜に入っています。

カリウム重視で野菜を選ぶと、気がつくと食べている野菜が偏ってしまう事があります。

それでは他の栄養素が足りなくなってしまい、体の代謝が落ちて結局むくむ、なんて事にもなりかねません。

なので、野菜についてはどの食材を摂ろうと意識せずに、いろんな野菜をたくさん食べるようにしてください。

群発性頭痛の治し方

群発性頭痛は、まだまだ原因が明らかになっていない点が多いですが、脳の血管が拡張しすぎて神経を圧迫しているのではないかと言われています。

対処法としては偏頭痛と同じものが効果的ですので、「偏頭痛の治し方」を見てください。

群発性頭痛の予防法

基本的には偏頭痛の対処と一緒なので、そちらも合わせて読んでみてください。

アルコールは控えて

群発性頭痛は、脳の血管が膨らみすぎる事が原因です。

なので、アルコールを飲むと血行が良くなり群発性頭痛が起こりやすくなってしまいます。

同じ理由で長湯も良くないと言われているので気をつけてくださいね。

気圧の変化をなるべく避ける

飛行機や山登りなど、気圧が低いところに行くと血管が広がりやすくなってしまい、群発性頭痛が出やすくなります。

もしどうしても飛行機に乗らないといけない場合には、窓際を避けることで気圧の影響を少なくする事ができますよ。

軽めの運動がオススメ!

群発性頭痛は自律神経との関わりが深く、改善させるためには軽めの運動が効果的と言われています。

激しい運動はかえって症状を強くしてしまうので注意が必要ですが、散歩やサイクリングなどの息が切れない程度の運動を習慣つけるようにしましょう。

痛みがあるときは身体を温めないように注意!

自律神経のバランスを整えて、群発性頭痛を予防するために、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのはとても効果的です。

なるべく毎日、のんびり浸かる時間を取ることをオススメします。

ですが、今痛いという時にはかえって症状を強くしてしまうので、湯船に浸かるのは控えてください。

痛みが出てしまったら、額を冷やして暗い部屋で休むと早く楽になりますよ。

まとめ

頭痛持ちの頭痛は、正しい知識をつけて対策すれば、かなりの割合で改善させる事ができます。

ぜひ今回の記事を参考に、頭痛を撃退しましょう!

また、頭痛のない快適な生活を送るためには、自分の頭痛のタイプに合わせた対策を行なっていくことはもちろん、治療院が行う施術を上手く利用する事も効果的です。

アド・ワン治療院の頭痛治療

あなたは自分の頭痛がどのタイプかハッキリしていますか?

頭の片方が痛いから偏頭痛だと思ってて、対処法を間違っていることも少なくありません。

頭痛薬の飲み過ぎが原因で、かえって頭痛を強くしているケースもあります。

自分で対処していてもなかなか改善しない場合には、いちど施術を受けることをオススメします。

頭痛の原因って?怖い頭痛と怖くない頭痛の見分け方

「最近頭痛がひどくなってきたんだけど大丈夫かな?」
「生まれて初めて頭が痛くなって心配。」
「いつもの頭痛と痛み方が違うんだけど病気じゃないよね?」

もしあなたがこんな悩みを抱えているのであれば、このページはあなたの力になれるはずです。

今回は、頭痛の不安を晴らす情報をトコトンお伝えしていきますよ~!

こわい頭痛と怖くない頭痛

一言に頭痛と言っても、原因は様々です。

ですが、とりあえず1番の心配事は

「私の頭痛はほっといたら危ないの?」

というところではないでしょうか。

そこで、怖い頭痛と怖くない頭痛それぞれの原因と特徴をお伝えしていきますね。

怖くない頭痛(頭痛持ちの頭痛)

いわゆる頭痛持ちの頭痛ですね。

頭痛の患者さんの80%以上は、こちらの怖くない頭痛にあたります。

とはいえ、残りの20%全てに命の危険があるわけではないので、心配しないでくださいね!

このタイプの頭痛は主に3つ種類があります。一つ一つ解説してきますね。

緊張性頭痛

頭痛持ちで悩んでいる方のほとんどはこのタイプですね。首の筋肉が硬くなる事で起こる頭痛です。

特徴

* 頭が重く感じたり、締め付けられるような感覚がある。
* 首や肩にコリを感じる
* 目の疲れやめまいを感じる

これら3つの特徴があります。

アイスクリームを一度にたくさん食べてキーンとしている時のようなズキズキする痛みや、ハチマキを強く締められるような痛みが感覚としては近いです。

“ハチマキで締め付けられるような感覚”と良く説明されていますが、実際に患者さんの状態を見ていると、この頭痛の痛み方にはいろんな種類があります。

キリキリ、ズキズキ、ズーンと重い、締め付けられる、おでこが痛む、後頭部が痛む、などなど。

これらの痛みが起きていてもこのタイプの頭痛である事がよくあります。

また、症状が強いと気持ち悪さが起こることも多くあります。

原因

  • 悪い姿勢での長時間のデスクワーク
  • 精神的な緊張からくる首の力み
  • 首にクーラーが直接当たっている

などが原因になります。
理由はそれぞれ違いますが、首の筋肉が緊張する事がこのタイプの頭痛の原因です。

首の後ろをマッサージする事で痛みが減るので、やってみてくださいね。

偏頭痛

充血した血管が神経を圧迫して起こる頭痛です。

片方の頭が痛いから偏頭痛だと勘違いしていることも多いので気をつけてくださいね。

特徴

  • 頭の片側あるいは両側がズキンズキンと脈を打つような痛み
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 痛みが出る前に、目の前がチカチカして視界が狭くなったり、手足のしびれやしゃべりにくくなることがある。

特に、脈を打つような痛みが特徴です。

頭の片側が痛いから偏頭痛だと思うケースが多いですが、緊張性頭痛でも頭の片側が痛むこともあるのです。

緊張性頭痛の場合、頭痛薬は効きづらいため、飲みすぎて体を悪くしてしまう事があるので気をつけてください。

片頭痛の前兆として、

  • 光がチカチカする
  • きらきら光るジグザクの線が見えてくる
  • 視野が狭くなる

という事が起きたり、手がしびれたりする事があり、頭痛が始まるとそれらの症状はなくなります。

ですが、前兆が出ると片頭痛が必ず起こるわけではなく、前兆なく片頭痛が起こるほうが多いです。

  • なまあくびが出る
  • 気分が悪い
  • 眠気を感じる

というような事も偏頭痛になる前に起こりやすいです。

その段階で休む事で、最小限の痛みで偏頭痛を終わらせる事ができますよ。

原因

  • 生理前や生理中の、ホルモンバランスの変化
  • 寝不足、強すぎる緊張、ストレスなどによる自律神経の乱れ
  • 体質によっては、アルコール、チョコレート、チーズなどを食べる事

偏頭痛は、血管が拡張した時に神経を圧迫する事が原因だと言われています。

それは、自律神経やホルモンバランスの乱れ、体質や食べ物なども関係してきます。

偏頭痛を起こしやすい食べ物では、アルコール(特に赤ワイン)、チョコレート、チーズが代表的です。

他にも、

  • ベーコン、ソーセージ(亜硝酸化合物)
  • アスパルテーム(甘味料)
  • 柑橘果物(チラミン)
  • スナック菓子、うまみ調味料など(グルタミン酸ナトリウム)
  • コーヒー、紅茶、緑茶など(カフェイン)

なども偏頭痛を引き起こしやすい食べ物です。

もしあなたが偏頭痛に悩んでいるのであれば、これらを食べた時に頭痛が出るか気にしてみてくださいね。

群発性頭痛

緊張性頭痛や片頭痛に比べると、最も痛い頭痛です。

特徴

  • 20~30代の男性に多い
  • 1年~数年に1度だけだけど、1ヶ月から数ヶ月の間、毎日のように決まった時間に痛みが起きる
  • 頭部の片側、眼の奥、こめかみあたりが「目をえぐられる」ような激しい痛みがある
  • 目の充血、涙、鼻水、鼻づまりをが同時に起こる

原因

まだまだ明らかになっていない点が多いですが、頭の血管が拡張しすぎる事が原因じゃないかと言われています。

そのため、長湯をしたり、アルコールを摂ったり、気圧の低いところに行ったりすると痛みが増しやすいので気をつけてくださいね。

また、心臓の病気などで血管を拡張させる薬を飲んでいる場合は、主治医の先生に相談することをオススメします。

怖い頭痛(病気による頭痛)

次に、命に関わる頭痛について解説していきますね。

今まさに怖い思いをされている場合には、一つ下の項目にある「こわくない頭痛」と「こわい頭痛」を見分けるポイントを先に見てください。

くも膜下出血

主な症状

  • 頭痛
  • 吐き気

“痛みをそれほど感じず、頭が重く感じる”ぐらいの軽い症状から始まります。

その後に、これまで味わったことの無いバットで殴られたような痛みが起きて、吐き気・嘔吐・意識喪失が起こります。

前兆として、

  • 発症の数日前から血圧が乱高下を繰り返えす
  • 目の異常(痛み、二重にみえる、まぶたが下がるなど)
  • 頭のなかに違和感(モヤモヤ、ボーッとする)

などが起きる場合があります。

脳出血

主な症状

  • 頭痛
  • 手足のしびれ
  • 言語、視野障害

頭痛は出血の仕方しだいで、徐々に強くなったり突然激しく痛んだりと様々です。
頭痛と一緒に、手足のしびれや力が入らなくなったり、言語障害や視野障害を起こしながら、意識障害を起こします。

前兆として、力んだ瞬間(トイレや洗濯物を振ってシワを伸ばすなど)から頭痛が始まる場合があります。

その場合は出血は軽いのですが、徐々に痛みが増すようなら早めに病院に相談することをオススメします。

脳腫瘍

主な症状

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 右又は左側の手足麻痺

朝方に頭痛を起きて、起床後はおさまることが特徴です。

吐き気、けいれん、徐々に体の片側半分が痺れてくるなどの症状が起きます。

髄膜炎

主な症状

  • 頭痛(特に後頭部に強い痛み)
  • 高熱
  • けいれん

細菌やウィルスが脳の表面で炎症を起こすのが原因です。

高熱が出て、うなじのあたりが強く力んで痛んだり、けいれんや意識障害などか見られます。

下を向いたり体を丸めると痛みが増すのも特徴です。

慢性硬膜下血腫

主な症状

  • 頭痛(高齢な場合は、片麻痺、痴呆)

頭をぶつけるなどケガをした後、脳と頭蓋骨の間で徐々に血のかたまりができて、それが脳を圧迫します。

若いほど頭痛を訴えることが多く、高齢な場合は片麻痺や痴呆症状が出やすくなります。

頭をケガした場合、その後1週間ほどは、頭痛や呂律が回らない、片方の手足が痺れるなどの症状が出ないか気にかけてください。

「こわくない頭痛」と「こわい頭痛」を見分けるポイント

頭痛持ちの場合、これまで説明した怖い頭痛のような症状が出ても「いつもの頭痛だろう」と放置してしまいがちです。

しかし、怖い頭痛には命の危険が隠れている事があります。

見分けるポイントを紹介するので、当てはまるようであれば早めに脳神経外科を受診してくださいね。

  • 突然の頭痛、今まで経験したことがない頭痛
  • いつもと様子の異なる頭痛
  • 日に日に頻度と程度が増していく頭痛
  • 今までは頭痛などなかったのに、50歳を過ぎて初めて起こった頭痛
  • シビレ・マヒなどの神経症状を伴う頭痛
  • 癌などの病気を持っている方の頭痛
  • 精神状態の変調を伴う頭痛
  • 発熱・嘔吐などを伴う頭痛

あなたの頭痛は、どのタイプ?

これまで解説した「怖い頭痛」でない、3つの頭痛の見分けるポイントを解説します。

これを知っておくことで、より効果的な対処ができるようになりますよ!

偏頭痛かどうか?

さて早速ポイントですが、慢性頭痛を見分ける時に1番大事なのは、偏頭痛かそうでないかを判別することです。

これさえ見分けられれば、どのタイプの頭痛なのかおおよそ判別がつきます。それによって効果的な対処をとれるのです。

判別するためには、ズキズキやズクンズクンとした脈打つような痛みが、心臓が拍動するリズムと同じタイミングで出ているか確認してください。

その場合は、ほぼ確実に偏頭痛でしょう。

強い光や音、精神的な興奮を避けて、横になって休むと早く良くなりますよ。

群発性?緊張性?

次に、群発性か緊張性なのかを判断します。

これを見分けるのは簡単です。

群発性頭痛の特徴は、決まった期間ほぼ毎日決まった時間に、目をえぐられるように激しく痛み、目が充血したり鼻づまりが起きる事です。

そして、それ以外の頭痛は緊張性頭痛と言えるでしょう。

1番多い頭痛のタイプは?

僕が実際に患者さんの状態を見ていて、頭痛持ちで悩んでいる場合に純粋な偏頭痛や緊張性頭痛は少ないと感じています。

頭痛持ちの原因の多くは、混合性頭痛です。

これは偏頭痛と緊張性頭痛が混ざった頭痛のことです。

人の体ですから、コレはコレ!とビシッと線引きされないことの方が多いんですね。

自律神経と関わりの深い首が、姿勢不良によって歪んでしまい症状が起きているケースが多いように感じます。

頭痛持ちはどんなタイプであろうと、結局姿勢は大事なんだなと考えさせられますね。

「頭痛の治し方が知りたい!」

という悩みがあるのであれば、関連記事をご覧ください。